また作画カットとCGカットを交互に見ることになるのでどうやっても作画カットとの比較はされてしまう。
もしPVシーンがオールCGだったなら、ブーイングを受けつつも、だんだんとみんな慣れていくくらいのレベルにはなってるのでは無いか。
3DCG制作はサブリメイションというところらしい。聞いたことはなかったが頑張って欲しい。
一括でCG制作を請け負っているのなら、ぜひ途中でのモデル自体の更新にも挑戦して欲しい。
さて、1話での挿入歌「決めたよHand in Hand」についてモデルに注目しながら見ていく。
CGパートは14カット。
このくらいの距離だと静止画では手書きかCGかもよくわからない。ロングでの輪郭線の処理や全体的なパランス構成はうまく言っているということだろう。
手書きだと、必然的に動かせば同じ表情にならないという利点がある。
このくらいの距離になってくると、だんだんとCGっぽさがでてくる。しかもこのカットはセルルック3DCGでは鬼門のアオリ、その中でも最も難しい斜め下からのカットだ。中央の子よりも角度がゆるくなっている右の子の方がよく見える。
正面を向けばまあまあそれなりになんとかという感じでは有る。目に違和感を感じるのだが、具体的に何が違うのだろうか。
今回の見どころのアップ。通常はアップは手書きが用いられるのだが、このカットではこの後引いていくので、アップでもCGが使われている。ラブライブ無印では同一カット中でCGと作画の切り替えを行って話題になったが、今回はそういうことはしないのだろうか。
見慣れてくればまあまあ可愛く見えてくるのだが、それでも手書きで描かれたものと比較するとだいぶ見劣りしてしまう。
ぱっと見て明らかに異なっているのは、頬の線、顔に落ちる影、前髪の生え際、セーターのしわ、髪の色、などだろうか。顔の輪郭や目の形も少し違う。
全体的にCGの方がさっぱりとしている。全身が映るようなカットでは良いのだが、アップにすると情報量不足な感じがする。あと、無印の頃から気になっていたのだが、CGと作画で色を揃えるのはそんなに難しいことなのだろうか。こういうキャラクター間で顔のパーツに大きな差異のないキャラデザの作品ではキャラクターを見分けるのに髪の色は重要な要素なのだから、髪の色は揃えた方が良いのではないかと思う。
顔の輪郭や目についてはアニメータごとの違いも有ると思うので、どこに合わせていくかは難しいだろう。
前髪の分け目の部分についてはモデルを修正して欲しい。
もしこれからもアップでCGを使うのなら、線を距離によって消したり現だしたりできるようにする必要があるだろう。
※画像はプロジェクトラブライブ!サンシャイン!!、ラブライブ!サンシャイン!!第1話「輝きたい!!」より引用